2015年5月26日
家族葬費用につきまして
東京都、神奈川県で家族葬を執り行う場合、ご葬儀の内容はどのご葬家様も同じという訳ではありません。
ご遺族、ご葬家様ごとに想いをかたちにしたさまざまなお葬式がございます。
家族葬の費用の基本的な考え方として、金額だけにとらわれるのではなく必要なものとそうでないものとを選別することが大切になります。
まず家族葬のご葬儀費用として大きく分類しますと
「葬儀本体費用(祭壇、棺、人件費等)」、「火葬場、葬儀式場費用」、「寺院(宗教者)費用」、「飲食接待費用(料理、返礼品)」の4つに分類されます。
それぞれの費用について、金額を抑えるポイントを説明いたします。
・「葬儀本体費用」
一般的にご葬儀の品目として必ず出てくるもの中で比較的調整しやすいものは、棺、祭壇、車両費、人件費等です。妥当なものであるかを検討してみることが大切です。
弊社サガミセレモニーのご葬儀基本料金(家族葬、一般葬プラン)内ではセット内に含まれております。
祭壇はさまざまにございますが、それ相応の祭壇を飾れば費用を抑えることができます。
・「火葬場、葬儀式場費用」
ご葬儀式場は小さな会場を借りることができれば会場費を抑えることができ、自宅でご葬儀を行うことができればさらに抑えることができますし、人を呼ばないという事で各地域の集会所で行うこともできます。
またご葬儀式場を公営の施設(市の斎場など)にすればかなり費用を抑えることができます。
火葬場料金は故人様や申請者の方の住所地の各自治体での公営の斎場(火葬場)ですと火葬料が無料であったりと費用を抑えることができますが、東京23区内の火葬場ですと民営の斎場(火葬場)が多くありますので故人様や申請者の方の住所地に関わらず火葬料金一式で約8~9万円くらいかかることがあります。
・「寺院(宗教者)費用」
宗教者様を招いた場合には、宗教者への謝礼がかかります。
お布施などの平均相場は約30万円程度と言われております。
お墓がお寺にない場合や仏教形式にこだわらなければ無宗教葬にするというような方法があり、その場合謝礼はかかりません。
・「飲食接待費用(料理・返礼品)」
ご参列される会葬者の人数によって変動する可能性がある品目になります。
会葬者の人数が少ない場合は、ある程度費用を抑えることができます。
飲食代、返礼品は、比較的調整しやすい品目です。
2010年の日本消費者協会の『葬儀についてのアンケート調査』では、 一般葬儀の総額費用の平均額は約200万円です。
こんなに費用をかけられないと思い、家族葬を考えられている方もいらっしゃると思います。
しかし家族葬の場合、参列者を減らしただけではせいぜい1割程度しか節約できません。
なぜならば、お葬式の約3割近くが寺院費用で、約4割が葬儀本体一式費用で、残りの約3割が飲食接待費用だからです。
ご参列者を減らしただけでは、寺院費用とご葬儀本体一式費用は変わらず、飲食接待費用をいくぶんか減らせる程度です。
ですので家族葬と言っても一般のご葬儀とさほど変わらない費用になってしまうこともございます。
家族葬では一般の方の会葬者を迎えないので、お香典はあまり見込めなくなります。
お香典を頂いた時は、その半分を葬儀費用に当てることができますがお香典を頂かない家族や親しいお身内だけでのご葬儀の場合はご葬儀費用はすべて自己負担ということになってまいります。
また家族葬と言っても親戚、親族まで断るわけにいきません。
人数は少なくても、通夜、葬儀後の食事等の出費、手間はかかります。
家族葬で費用を安く抑えるには、葬儀本体費用にお金をかけないか、又は僧侶を呼ばない等を考える必要があります。